〒211-0064 神奈川県川崎市中原区今井南町 9-34
東急東横線「武蔵小杉」、南口より徒歩8分

診療時間
午前9~12時
午後3~6時
休診日
木曜日・土曜日午後・日曜日

心筋梗塞、脳梗塞、失明、壊疽による足の切断・・・などの病気の原因として非常に重要なものです。

からだを動かすエネルギー源であるブドウ糖が血液中に流れていて、筋肉や臓器で使われます。このブドウ糖がうまく利用できずに血管の中にあふれている病気です。

基本的に発症を予防することが最も重要です。発症しても早期発見し、正しい知識を持って治療することで、病気でない方と同様の生活を送ることが可能です。

 空腹時血糖

110mg/dl未満

 ←この間→ 

 126mg/dl以上

 75g糖負荷試験

 2時間値

140mg/dl未満   ←この間→  200mg/dl以上

 随時血糖

   

 200mg/dl以上

 

 上の両方とも該当

 正常型

 境界型

 どれか一つでも該当

 糖尿病型

糖尿病型でであった場合には

  1. 別の日の検査でも「糖尿病型」
  2. のどが渇く・多飲・多尿・体重減少など特有の症状があったり、ヘモグロビンA1c 6.5%以上

1・2のいずれかに該当すれば糖尿病と診断されます。

この場合には、すでに糖尿病性網膜症などの合併症が発症している可能性があります。

 

境界型でであった場合には 糖尿病になる可能性が非常に高い状態です。

生活習慣を改善することが必要です。

米国糖尿病学会(ADA)、国際糖尿病連合(IDF)、欧州糖尿病学会(EASD)による国際専門家委員会は、HbA1cと糖尿病網膜症などの長期にわたる合併症を分析した結果、HbA1c 6.5%以上を糖尿病と診断することとなりました。

※またHbA1c 6%〜6.5%未満を糖尿病発症リスクが高い群となります。

HbA1c値は空腹時血糖(FPG)値よりも測定値の変動が少なく、HbA1c検査は血糖検査よりも容易で技術的に優れているため、FPGまたはOGTT検査を受ける必要がなくなるとも言われています。

5月27日に糖尿病の診断基準が発表されました


日本糖尿病学会(JDS)は糖尿病の判定基準にHbA1cを追加しました。
従来使用されているJDS値に0.4%を加えた米国のNGSP値を採用しました。
2年以内には日常臨床でも移行する予定だそうです。


糖尿病型の判定
1.空腹時血糖値が126mg/dl以上、または糖負荷試験で2時間値が200mg/dl以上、もしくは随時(どんな時でも)200mg/dl以上
2.NGSP相当値で6.5%以上(JDS値で6.1%以上)
ともに基準以上なら糖尿病と診断されます。

血糖値のみ基準以上で、
1.糖尿病の典型的症状がある
2.確実な糖尿病性網膜症がある
いずれかの場合も糖尿病と診断されます。

血糖値が基準以上で、再検査を受け、
1.血糖値・HbA1cともに糖尿病型
2.血糖栂基準以上
3.HbA1cが基準以上
いずれかの場合も糖尿病と診断されます。
※いずれも再度基準以下の時は「糖尿病疑い」となります(詳細は後述)

HbA1cが基準以上は、血糖とともに再検査
1.血糖値・HbA1cともに糖尿病型
2.血糖栂基準以上
いずれかは糖尿病と診断されます。
※HbA1cのみ基準以上、もしくはいずれも再度基準以下の時は「糖尿病疑い」となります(詳細は後述)

「糖尿病疑い」と診断された場合
3〜6ヶ月以内に血糖値とHbA1cを再検査することとなります。

参考までに
NGSP値6.0〜6.4%(JDS値で5.6〜6.0%)を「糖尿病の疑いが否定できないグループ」、
同5.6〜5.9%(同5.2〜5.5%)を「将来糖尿病発症リスクが高いグループ」と位置付けました。

米国糖尿病協会(ADA)より2010年臨床ガイドラインの改訂版が発表されました。

 

ヘモグロビン(Hb)A1c血液検査の重要性を強調されています。

 

2-3カ月前の平均血糖値を簡便に測定するHbA1c血液検査は、これまでも糖尿病の管理に用いられてきました。2009年6月の新診断基準でHbA1c6.5%以上を2型糖尿病することとなりました。今回の改訂ではHbA1c5.7-6.4%を糖尿病前症(prediabetes)とし、予防と管理が必要であると記載されています。

参考までに非糖尿病患者では5%程度であり、各種健診で5.2%程度から異常値として判定されることもあります。

一度健康診断の結果を見てはいかがでしょうか?

時事通信に以下の記事が掲載されていました

 

 金沢大の金子周一教授らの研究チームは5日、肝臓で作られるホルモンが血糖値を上げ、インスリンによる糖尿病治療を邪魔することを発見したと発表した。これまで後天性の糖尿病は脂肪摂取が主な原因と考えられており、肝臓との関連が見いだされたのは初めて。

 研究チームは、このホルモンの生成を抑制できれば、副作用の少ない治療につながると期待している。研究成果は、米科学誌セル・メタボリズムに掲載された。

 このホルモンは「セレノプロテインP」と呼ばれ、抗酸化物質セレンを運ぶ役割をする。セレンはアンチエイジング効果があるとしてサプリメントなどに用いられている。

 研究チームは、同大付属病院の糖尿病患者を調査したところ、セレノプロテインPの血中濃度が高いことに着目。マウス実験で、同ホルモンを打ったマウスは血糖値が上がり、インスリンが効きにくくなることを突き止めた。肝臓での同ホルモン生成を抑える薬を打ったマウスは血糖値が下がることも分かった。

 研究チームは、セレノプロテインPなど糖尿病に関与する肝臓由来ホルモンを「ヘパトカイン」と命名。これらは糖尿病だけでなく、メタボリック症候群やがんなどとの関連も考えられるという。

 

 食事療法は重要ですが、糖尿病・メタボリックシンドロームの治療として臨床応用されることに期待します。

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