さかい医院。川崎市中原区の内科・循環器科診療所。武蔵小杉駅より徒歩8分。生活習慣病(高血圧・高脂血症・糖尿病)、心臓病(虚血性心疾患、不整脈)。

インフルエンザワクチン

インフルエンザウイルスを発育鶏卵の中で増殖させ、精製し、薬品にて不活化して調節し、ワクチンを作成します。つまりインフルエンザのウイルス本体ではなく、一部分のみ入っているため、インフルエンザにかかることはありません。

インフルエンザHAワクチンの製造株は、世界の流行を見て日本で流行する可能性が高いものを選択し、夏より製造開始し、10月頃より医療機関で接種が可能となります。

インフルエンザワクチンの接種を考慮されている方は、接種してから十分な効果が出るまでに2週間程度かかるため、早めに接種されることをお勧めします。

高齢者のインフルエンザ予防接種

65歳以上では毎年インフルエンザ予防接種を行うと主に肺炎(下気道感染症)になる可能性が減ると報告されました。今までインフルエンザ予防接種の効果は証明されていませんでしたが、今回の報告で「地域住民の高齢者集団を対象にインフルエンザワクチン接種を繰り返すことにより、インフルエンザ流行の盛んな年でも下気道感染症・肺炎の発症リスクが低下する可能性が示唆される」と記載されています。
  
最近アメリカより、インフルエンザ予防接種にて、インフルエンザの流行期に肺炎で入院した成人患者の死亡率が減少するという研究結果が報告されました。
ワクチン接種によって、65歳未満の健常者についてはインフルエンザの発症が70〜90%減ります。また、65歳以上の高齢者では肺炎やインフルエンザによる入院を30〜70%減るため、インフルエンザワクチン接種を積極的に奨める必要があります。
 

インフルエンザ予防接種が不可能な場合

  1. 接種直前に明らかに発熱している場合(37.5℃以上)
  2. 重篤な急性疾患にかかっている場合。
  3. 過去にインフルエンザワクチンの接種を受けて、アナフィラキシーを起こしたことがある時。なお、他の医薬品投与を受けてアナフィラキシーを起こした人は、接種を受ける前に医師にその旨を伝えて判断を仰いで下さい。
  4. その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断された場合。

インフルエンザ予防接種の当日

  1. 当日受付問診表に記入をしていただき、体温を測定します。
  2. 問題がない場合には医師の診察を行い、インフルエンザ予防接種が可能であれば、同意のための署名をしていただいた上で摂取を行います。
  3. 接種後に会計にて諸注意の書面をお渡しします。

(予約制の有無はございますが、いずれの施設でもほぼ同じような手順で行われております。)

インフルエンザ予防接種が可能か否か相談が必要な場合

  1. 心臓病、腎臓病、肝臓病や血液の病気などある場合
  2. 発育が遅く、医師、保健師の指導を受けている場合
  3. カゼなどのひきはじめと思われる場合
  4. 予防接種を受けたときに、2日以内に発熱、発しん、じんましんなどのアレルギーを疑う異常がみられた事がある場合
  5. 薬の投与又は食事(鶏卵、鶏肉など)で皮膚に発しんが出たり、体に異常をきたしたりしたことのある人
  6. 今までにけいれんを起こしたことがある人
  7. 過去に本人や近親者で検査によって免疫状態の異常を指摘されたことがある場合
  8. 妊娠の可能性のある場合(新型インフルエンザは接種が必要)
  9. 気管支喘息のある場合

インフルエンザ予防接種の後

  1. 予防接種を受けた後24時間(特に30分間)は、急な副反応が起こることがあります。この30分間は医療機関にいるなどして、様子を観察し、医師(医療機関)とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。
  2. インフルエンザワクチンの副反応の多くは24時間以内に出現しますの  で、特にこの間は体調に注意しましょう。
  3. 接種当日の入浴は差し支えありませんが、注射した部位を強くこすることはやめましょう。
  4. 接種当日は、接種部位を清潔に保ち、いつもどおりの生活をしてもかまいませんが、激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。

インフルエンザ予防接種の副反応

注射部位が赤くなる、腫れる、硬くなる、熱をもつ、痛くなることがありますが通常は2〜3日で消失します。発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、一過性の意識消失、めまい、リンパ節腫脹、嘔吐、下痢などもまれに起こります。卵アレルギーのある方は強い副反応を生じる可能性がありますので必ず医師に申し出て下さい。

もちろん同時に、ほかの病気がたまたま重なって現れることがあります。