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高血圧治療でどこまで下げるの?

高血圧治療でどこまで下げるの?

 

75歳未満は診察室血圧で130/80 mmHg未満を、75歳以上でも140/90mmHg未満を目指します。合併している病気の状態などによって、より厳格に下げたほうがよい場合や、逆に慎重に下げたほうがよい場合がありますので、主治医とよく相談して下さい。

下がりすぎによって血圧を下げる利益よりも副作用など不利益が大きくなることがあり、めまいやふらつきなどの自覚症状の変化に気をつけて、家庭血圧を測定するようにして下さい。

家庭血圧はどうして必要なのですか?

家庭血圧はどうして必要なのですか?

 

血圧は1日のうちで変動します。時間帯による変化を見ることが重要です。

最近、脳卒中や心筋梗塞などの発症を予測する方法として、診察室血圧よりも家庭血圧の方が優れていることがわかってきました。

白衣高血圧とは?

白衣高血圧とは?

 

家庭や職場などではいつも135/85mmHg未満であるのに、診察室血圧は高血圧基準である140/90mmHgを超える人がいます。

このように診察時のみ(白衣の前では)血圧が高くなる例を「白衣高血圧」と呼びます。診察時に緊張して血圧が上がるなどの理由が考えられますが、家庭血圧が本当に正常であれば、診察室血圧のみが高くても降圧薬による治療の必要は当面ないことがわかってきました。

ただし、白衣高血圧は将来、治療が必要な高血圧になる可能性が高いので、血圧測定は定期的に行うようにしましょう。

仮面高血圧とは?

仮面高血圧とは?

 

健康診断や診察の時は正常なのに家庭や職場での血圧が高い人がいます。そのような例を、診察時には高血圧が隠れていることから「仮面高血圧」と呼びます。

仮面高血圧は危険?

仮面高血圧は危険?

 

脳心血管病を発症しやすいため、治療が必要です。喫煙者、精神的ストレスの高い人、身体的活動度の高い人、アルコール多飲者は仮面高血圧になりやすいので、意識的に家庭や職場で血圧を測るようにしましょう。

薬以外にも血圧を下げる方法がありますか?

薬以外にも血圧を下げる方法がありますか?

 

食事、運動、嗜好品などの生活習慣を修正することで高血圧の予防や改善が期待できます。

具体的には減塩、肥満の予防や改善、飲酒している人の節酒などに加えて、運動習慣や食事のパターンの見直しなどが有効です。禁煙も推奨されます。

その他、防寒や情動ストレスのコントロールも有効といわれています。

こういった生活習慣の修正はひとつだけを集中して行うよりも、組み合わせて行うことで効果が出てきます。

高血圧の薬を減らせますか?

高血圧の薬を減らせますか?

 

生活習慣の修正がうまくいくと薬の量を減らすのに役立つ場合があります。高血圧から動脈硬化を進めないためにも生活習慣を見直すことは重要です。

減塩(食塩制限)は必要ですか?

減塩(食塩制限)は必要ですか?

 

減塩は血圧を下げるだけでなく、脳卒中や心疾患、腎臓病と直接関係がある可能性もあります。とくに食塩摂取量の多い日本人では減塩による降圧効果が大きいと考えられます。

高血圧の人は1日6g未満が目標です。

個人差はありますが、本態性高血圧患者では食塩摂取量を1日1g減らすことで平均 1mmHg強の収縮期血圧の低下を期待できます。

適正な体重は?

適正な体重は?

 

肥満の有無は、体重(kg)を身長(m)の2乗で割って算出する「体格指数(BMI)」で判断します。

BMIの正常範囲は18.5〜25.0(kg/m 2 )で、肥満者はBMI 25.0未満を目指して減量をします。

肥満何が問題なの?

肥満何が問題なの?

 

肥満は高血圧だけでなく、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、肝障害、腎障害など多くの病気の原因となります。個人差はありますが、3〜4kg減量すれば血圧の低下が期待できると言われています。

いつも3~4kgの荷物を持って歩いていることは負担になると思いませんか?

肥満の原因と減量は?

肥満の原因と減量は?

 

過食と運動不足なので、減量のためには摂取エネルギーを抑え、併せて運動も行います。ただし、急激に体重を落とすと、体調不良や達成後のリバウンドの原因となりますので、時間をかけて減量することが大切です。

アルコールはどのくらいまでなら飲んでもよいの?

アルコールはどのくらいまでなら飲んでもよいの?

 

アルコールを飲んだすぐ後は血圧が下がりますが、継続して一定量以上を飲むと高血圧の原因になります。多量飲酒は高血圧以外にも脳卒中や心筋症、心房細動、夜間睡眠時無呼吸などを引き起こします。

アルコール自体の量で男性20〜30mL/日以下、女性10〜20mL/日以下に控えてください。

アルコール20〜30 mL/日は、おおよそ日本酒1合、ビール中瓶1本、焼酎半合、ウィスキー・ブランデーはダブルで1杯、ワインは2杯とされています。

運動はどのようにすすめればよいでしょうか?

運動はどのようにすすめればよいでしょうか?

 

高血圧をはじめとする生活習慣病の予防や治療には, 速歩・ステップ運動・スロージョギング・ランニングのような有酸素・持久性・動的運動が推奨されています。

運動の強さも、ややきつい程度にとどめます。あまりきつい運動にすると血圧が運動中に上がる可能性があり、高血圧のある人にはすすめられません。

時間は毎日30分以上、または週180分以上が目安です。

血圧の薬(降圧薬)による治療は?

血圧の薬(降圧薬)による治療は?

 

生活習慣を改善しても血圧が目標までなかなか下がらない場合に行います。

血圧を下げる薬には多くの種類があり、そのなかから血圧値や全身状態、その他の病気の有無などによって最適な薬を決めていきます。

十分に血圧を低下させるためにはいくつかの薬を組み合わせなければならないこともありますが、最近では2種類以上の成分が含まれる配合剤が登場し、服薬の負担が少なくなるよう工夫されています。

降圧薬の副作用は?

降圧薬の副作用は?

 

めまいや立ちくらみなどの副作用は、血圧の下がりすぎで生じることがあります。診察室では、白衣効果により血圧が高めに測定されるため降圧薬の量が必要以上に多くなってしまうことがあります。家庭血圧をしっかり測定し普段の血圧を知ることができれば、そのような副作用を防ぐことができます。

またかゆみや蕁麻疹などのアレルギーが起こったら、服用を中止して医師に相談しましょう。

どのような薬にも多少の副作用はあります。患者さんが怖くなる気持ちも理解できます。しかし、高血圧の合併症はもっと恐ろしいのです。

降圧薬はやめることができますか?

降圧薬はやめることができますか?

 

薬をやめることができる患者さんもいらっしゃいます。生活習慣が見違えるように改善し正常血圧を維持できるようになれば、薬を徐々に減量してみることも可能です。

減塩、運動、減量などを理想的に行うことは、それぞれ数mmHgの血圧低下をもたらします。ただし、勝手に薬を減量・中止することは危険です。主治医とよく相談するようにしましょう。

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