さかい医院。川崎市中原区の内科・循環器科診療所。武蔵小杉駅より徒歩8分。生活習慣病(高血圧・高脂血症・糖尿病)、心臓病(虚血性心疾患、不整脈)。

2014年の出生数は戦後最少,死亡数は戦後最多

厚生労働省が2015年1月1日に発表した「平成26年(2014)人口動態統計」より、

 

2014年の出生数の推計は100万1,000人と,戦後(昭和22年)最少を更新
さらに死亡数の推計は126万9,000人で,同年以降最多

2013年と比較して、出生数は2万9,000人減,死亡数は同1,000人増。昨年の死亡数と出生数の差から算出される自然増減数は−26万8,000人となったそうです。

 

主な死因と死亡数の推計は,第1位が悪性新生物(37万人),第2位は心疾患(19万6,000人),第3位は肺炎(11万8,000人),第4位は脳血管疾患(11万3,000人)。悪性新生物による死亡数は2002年以来最多となる様子です。

健康診断、より正確に!血液検査の関連遺伝子46個を発見

産経ニュースに以下の記事が掲載されていました。

 健康診断などで行う血液検査の結果を左右する46個の遺伝子を、東大と理化学研究所の研究チームが日本人のゲノム(全遺伝情報)解析で発見した。肝機能などの数値は、遺伝子のタイプによって個人差が大きいことが判明。その人の体質に合った基準値を設けることで、より正確な診断が可能になる。米科学誌「ネイチャー・ジェネティクス」(電子版)に8日、発表した。

 発見したのは赤血球、肝機能、腎(じん)機能、尿酸、心筋梗塞(こうそく)など18項目の血液検査に関連する新規の遺伝子。肝機能では、ALP値は遺伝子の違いにより最大99の個人差があり、ガンマGTP値などは酒に強い遺伝子を持つ人で高い傾向があった。また血液型がB型の女性は、他の血液型の人と比べて貧血のリスクが21%低いことも分かった。

 検査結果の目安となる「正常値」は、数値にかなり幅がある。

 研究チームの松田浩一・東大医科学研究所准教授は「遺伝情報を調べることで自分の正常値を知っていれば、早めに異常に気付いたり、余計な心配をしなくて済むようになる」と話している。

 研究チームは、東大医科研の「バイオバンク」に登録されているがんや糖尿病、心臓病などの患者1万4700人分のデータをコンピューターで解析。膨大な情報を高速解析する数学的手法を駆使し、多数の遺伝子を一度に見つけ出すことに成功した。

今後はオーダーメードの医療が発達してゆく可能性もあります。

食事の前に水、コップ2杯で減量効果 米化学会で発表

2010年8月31日朝日新聞の記事です

 

 食事の前に水をコップ2杯飲むだけで、減量に効果があることが、米バージニア工科大のブレンダ・デービー博士らのチームの臨床試験でわかった。水でやや満腹を感じ、カロリーが高い料理をあまり食べたくなくなるためで、手軽で安価にやせられるかもしれず注目されそうだ。

 26日までボストンで開かれた米化学会での発表によると、チームは55〜75歳の48人を二つのグループに分け、一方のグループには1日3回の食事前にコップ2杯(約470cc)の水を飲んでもらった。

 両グループとも、食事制限による12週間の減量プログラムに参加。終了後、食前に水を飲み続けたグループは7キロ減量したが、水を飲まなかったグループの減量は5キロだった。

 これまでの研究で、中高年が食前に水をコップ2杯飲むと、食事によるエネルギー摂取が75〜90キロカロリー減ることが知られていたが、チームは「水を飲む量を増やすと減量に効果があることが初めてはっきりした」としている。

 チームによると、食前に飲むのは水でなくてもいいが、砂糖がかなり含まれるジュースなどは勧めていない。また水の飲み過ぎで、まれに「水中毒」が起きることにも注意が必要、としている。

との記事がありました。

いずれにしてもカロリーを制限することが一番です。

心不全での搬送、震災直後2倍

朝日新聞に以下の記事が掲載されていました。

 

大きな災害直後はストレスなどで循環器疾患を発症する人が多い傾向が知られているが、東日本大震災では特に心不全が多いことが宮城県の救急搬送記録からわかった。被災者に高齢者が多く、津波で薬が流されるなど今回の震災に特徴的な影響が考えられている。

 東北大循環器内科の下川宏明教授らが、2008〜11年の3月11日を挟み前1カ月、後3カ月の記録約12万件を分析。循環器疾患のうち、心機能が低下する心不全で搬送された人は08〜10年は週平均28人だったが、11年の震災後1カ月間は約60人と2倍以上だった。心筋梗塞(こうそく)や脳卒中など、過去の震災で増加が指摘された病気も増えていた。一方、新潟県中越地震で注目された肺塞栓(そくせん)症の目立った増加はなかった。

 下川さんは心不全が多かった理由として、長期ストレスのほか、高血圧の薬など薬の補給の遅れ、塩分の高い保存食の増加などを挙げる。また中越地震の車中泊者に肺塞栓症が多かった反省から、血流を促進する弾性ストッキングの配布や運動指導をしたことが、肺塞栓症予防につながった可能性もあるという。

 

 

現在薬を内服され安定している方は、当面必要な分の薬を備蓄することを勧めています。