心臓超音波検査（心エコー）でわかること

患者さんに苦痛をあたえずに、心臓の動き、形や大きさの異常を簡単に診断できます。種々の心臓病の診断、重症度の評価、治療効果の判定など幅広い目的で検査されます。

• 心臓超音波検査（心エコー）の検査時間はどのくらい？
  時間は約20〜30分程度ですが、場合により少し時間がかかることがあります。

• どうやってやるの？
  患者さんは、心電図をつけ検査ベッドに横になります。胸の一部に検査用ゼリーを塗り、検査をする医師がモニターを見ながら小さいトランスジューサーを胸にあてて、心臓の各部位を検査します。

そもそも超音波ってなに？
超音波は人間の耳に聞こえないくらい高い音で、臓器や組織の境目で反射する性質があります。体外から発射し、返ってきた反射波を受信して画像として再構成して映し、その状況を見ます。ちょうど魚群探知器と同じ原理です。バリウムなどを飲む必要もなく、放射線被曝の心配や苦痛がまったくなく、しびれたりも決してしません。しかし空気や骨が超音波を通しにくいため、肺・胃腸など、内側が空洞の臓器や、骨の検査はできません（これらの影になる部分も検査できません）。