さかい医院。川崎市中原区の内科・循環器科診療所。武蔵小杉駅より徒歩8分。生活習慣病(高血圧・高脂血症・糖尿病)、心臓病(虚血性心疾患、不整脈)。

電子カルテのメリット・デメリット。診療科別に特徴があります

電子カルテは、使用する診療科によって利用方法が異なるため、導入される施設の診療科によって仕様が異なることが多いです。また使用する医師の技量・好みにも左右されるため、代表的な診療科別の特徴に関して記載しました(大部分の電子カルテは使用者数の多い内科が主体で検討されています)。

 

 内科・外科

セット登録が多い

場合によって問診の代理入力 処方・検査のDo機能

院内緊急検査と外注検査の併用

検査・接続機器が多い

画像ファイリング

シェーマが少ない

健診セットが必要 

 小児科

患者数が多い(操作性を重視する)

兄弟や両親などの同時入力

体重から成長曲線と対比

同時に健診や予防接種などの自費診療 セット登録が多い

全身のシェーマ

接続機器は少ないが、院内検査の連動

力価(mg)入力(体重から自動換算も)

 整形外科

画像ファイリング(一部外傷のデジカメ使用)

自賠責や労災など交通外傷関係

各種書類作成機能 シェーマが必要

一部テンプレート

リハビリオーダー(受付・会計、治療計画書)

リハビリを含めると操作する人数が増加

 眼科

接続機器が特殊(数値入力テンプレート) 専用画像ファイリング

シェーマが必要

セットも多い(検査・処方)

診察前処置・検査が多い

不定期の来院 

 耳鼻咽喉科

接続機器が特殊 シェーマが必要

患者数が多く、季節変動もある

処置のみ患者も多い

処置と同時進行で入力

多くのセット

 産婦人科

自費が多い(一部は健診機能を追加)

受付での問診入力 産科は入院への対応(分娩はパスの導入)

特殊な検査結果入力、一部は連動

一部画像管理

婦人科の漢方薬処方 

 皮膚科

画像ファイリング(デジカメ or スキャナー) 全身のシェーマ

セットが比較的多い

自費診療も多い(特に美容関係)

外用薬の処方時にコメント入力 

 精神科

直接入力が多い(時に長文となる)

場合によっては音声入力も考慮

家系図が必要となることがある 多くの処方のDo機能

セットや検査が少ない

接続機器が少ない 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で、カルテの内容・病名・薬剤など検索する機能が必要となることもあります。 病名に関しては入力支援が不十分である事が多いようです。

 

いずれにしても、他人の意見も重要ですが、実際に画面を見て操作を行うことが重要と言えます。医師の場合はカルテ入力や画像関係、事務では受付やレセプト作成など、個人の意見が中心となることが多いですが、院内全体で運用が円滑に行えるように考慮する必要があります。

 

全てを電子化することが理想ですが、費用・院内の運用・操作性・個人の技量など様々な問題があります。ほとんどの場合は、紙媒体をうまく使用して円滑な業務フローを作成する必要があります。

 

まず、病床数に関係なく、電子カルテが本当に機能している病院を探し、見学を行うことが重要です。この際に電子カルテの操作に目が向けられますが、一番大切なことは「病院の運用」です。どの様にして電子カルテを道具として活用しているかを聞き出してください。